青森市 三内丸山遺跡の大型掘立柱建物(2005年10月30日)


青森市に来たので、郊外にある三内丸山遺跡に行きました。
三内丸山遺跡というと、日本最大級の縄文集落跡として有名なので、一度訪れてみたいと思っていました。
自分がこの遺跡の話題を耳にしたのは数年前ですが、もともとは江戸時代から知られている遺跡なんだそうです。それが1992年から始まった野球場建設にともなう発掘調査で大規模な集落が判明、球場は一部工事が始まっていましたが、遺跡の歴史的価値が高く評価され、建設計画は中止となりました。平成12年11月に国の特別史跡として指定されています。
写真は、有名な大型掘立柱建物(おおがたほったてばしらたてもの)で、直径約1メートルもある柱を立てた6個の穴が見つかったことから、およそこんな感じのものが建てられていただろうという想像に基づいて復元したものだそうです。ほかにも、数多くの竪穴式住居や大型の住居、廃棄物の積み重なった地層や墓など、縄文時代の定住生活がうかがえる内容でした。
個人的には、これだけのものが無料で見学できることがうれしかったです。また、ボランティアのガイドさんがいて、熱心に説明してくれるようです(今回は時間の関係でガイドなしで見てまわったのですが、ちょっと後悔)。
レストランがあって縄文時代風のメニューがそろっています。雑穀のたくさん入ったヘルシーなご飯で、なかなか美味しかったです。