江差町 開陽丸と夕陽(2006年11月25日)


日曜日、天気が良かったので久しぶりに車で遠出することにしました。
遠出とはいっても函館から日帰りとなると行く場所は限られているのですが、今回は江差に行ってきました。江差に行くのはかなり久しぶりだと思います。
よくあることではありますが、今日も少し出遅れたので、到着する頃には夕方になっていました。陽もだいぶ短くなりました。来る途中、峠付近では道路脇に雪が見られました。
江差というのは歴史と文化をもった街ではありますが、レジャー施設は乏しく、既に夕方近くになっていることもあって、いにしえ街道を車で通った後、何となく鴎島に向かいました。
ちなみに、いにしえ街道のそばにある神社で結婚式が執り行われていました。いにしえ街道は趣のある通りで(ただし、もう少し人が歩いていてもよいと思うのですが。)、そのような場所での挙式も趣深く感じられました。
鴎島まで来て車を降りると、想像以上に風が冷たかったので、島を散歩するのはやめて、開陽丸の周辺を散歩しました。引き潮なのか、開陽丸の船尾まで砂浜がつながっていました。


開陽丸は幕末期の徳川幕府の軍艦で、建造後間もなく戊辰戦争が勃発し、旧幕府軍榎本武揚らを乗せて北海道へやって来たものの、1868年11月江差沖で座礁、沈没しました。建造後わずか1年7ヶ月での出来事だったそうです。
その後1990年に実物大で復元され、貴重な資料を展示する資料館として公開されています。実物大といっても今の時代の感覚で見ると小さく感じますが、当時としては最強だったそうで、確か、これ1隻で津軽海峡を制圧できると言われていたと何かで読んだ記憶があります。
平成16年の台風18号によって相当な被害を受けたようですが、今では無事に復旧して見学できる状態になっていました。
今回も時間の都合で中を見学できなかったのですが、いずれきちんと見学したいと思います。