函館港まつり ワッショイはこだて(2006年8月2日〜3日)


↑市役所梯団による港おどり(グリーンプラザ付近)

↑函館五稜郭病院によるいか踊り(本町、行啓通りにて)


開港147周年記念として開催された今年の函館港まつり。2日目と3日目はパレードです。2日目は十字街・松風コース(上の写真)、3日目は堀川・五稜郭コース(下の写真)です。2ヶ所でパレードを行うことは、現状の市街地の広がりからみても自然に感じられますが、いったいいつ頃から現在のようになったのだろう?今度調べてみたいと思います。かなり昔は、現在のグリーンプラザのところでパレードを行っていたこともあるらしいです。


パレードの順番は、①港おどり&徳島阿波踊り「大名連」②子供いか踊り&サマーカーニバル③函館いか踊りとなっています。阿波踊りはゲスト参加で、それ以外はおそらく例年どおりだと思います。サマーカーニバルの中には御輿も入るので、実に多様な祭りだと思います。


港おどり(上の写真)は、いわゆる盆踊りのようなタイプで、私は2種類の曲を知っています。一つは「函館港おどり」、もう一つは地元出身の民謡歌手、佐々木基晴さんの「いいんでないかい」です。後者は、「♪とって〜もいいんでないか〜い」というフレーズが印象的で、ある意味函館市民の気質に通じる部分がある歌なのかもしれません。港踊りの担い手は、比較的高い年齢層が中心になっているようです。最近の港祭りではイカ踊りがメインの存在となっていることから、昔ながらの踊りの人気が陰っていることを寂しがる向きもあるようです。


対して、いか踊り(下の写真)は概して若い人に人気があります。函館出身の方から小学校の運動会で踊ったと聞いたことがあります。写真からも想像できるかもしれませんが、踊りの美しさや集団での息の合った動きで観客を魅了することよりも、とにかく楽しんで踊ることが重視されているようです。多くの団体が参加するのですが、中には、歩いているのか踊っているのか飛び跳ねているのか分からないようなところもあったりします。ただ見ているよりも参加したほうが楽しいんじゃないかなと思ったりもします(パレードの最後は自由参加のいか踊りらしい)。


個人的な感想としては、阿波踊りは、少人数での参加だったものの、貫禄を感じました。
函館の港まつりも、もっと盛んになって全国に知られるようになるといいですね。


函館港まつり(公式サイト)
http://www.hakodate-minatomatsuri.org/index.html