岩手県 盛岡手づくり村での南部鉄器絵付け(2003年8月15日)


お盆に故郷に帰省した際、盛岡手づくり村に立ち寄りました。ここでは、伝統工芸品を買うだけでなく、製作工程を見たり体験することが出来ます。例えば、染め物や竹細工、南部せんべいなど、いろいろなものがあります(焼きたての南部せんべいはおいしいのでオススメです)。今回体験したのは、南部鉄器の絵付けです。

粘土でできた鋳型に写真のように薄い紙に描いた下書きを裏返しに載せ、ボールペンのペン先で点描するようにして絵を描いていきます。私の絵柄は文字主体で、ちょっと細かすぎたかもしれません。

絵付けが終わったら、あとは職人さんに任せて帰ります。その後の工程をおおまかに説明すると、まず鋳型を乾かしてから焼き、その中に溶かした鉄を流し込み蓋をし、冷やして鉄を固め、それから鋳型を壊して鉄器を取り出し、その鉄器に漆を塗って仕上げます。なお、熱い鉄を扱うのは素人には危険なので体験できません。
出来上がったら宅配で送ってくれます。届くまで1ヶ月ほどかかると言われました。
そして下が送られてきた完成品です。

盛岡手づくり村で絵付けした南部鉄器のろうそく立て