函館市〜七飯町 赤松街道(2004年9月12日)


国道5号線函館市桔梗町付近での写真。
同町から七飯町峠下までの1.43キロの区間は赤松並木が続いており、通称赤松街道と呼ばれています。「日本の道100選」などにも選定されています。
歴史は古く、安政5年(1858年)に函館奉行所佐渡から種子を取り寄せて五稜郭周辺に苗を植樹し、その後明治9年明治天皇が七重勧業課試験場に行幸されたのを記念して札幌本道(国道5号線)沿いに植樹されたとのことです。
現在では、1,420本の赤松が並木を形作っています。かつて沿道の開発により数が減ったこともあるそうですが、現在では、保全活動に力を入れており、害虫の防除、剪定、後継樹の育成なども行われています。
この年は、台風18号の影響で、函館市内の街路樹はほとんど立枯れのような外観を呈していたのに対して、赤松の葉は生き生きとした緑色をしていたのが印象的でした。